バス旅行で利用しているクラブツーリズムが、専用電車の旅を始め
たらしいので早速行って来ました。
これが「かぎろい号」で名古屋近鉄改札口7時集合・中はこんなに
お洒落でゆったり。
大和三山の一つ耳成(みみなし)山から八木西口駅までの7㌔を
約5時間の自由ハイキングコースなのです。
耳成山をぐるりと緩やかに登り、8合目辺りの耳成山口神社。
8匹の猫がいましたが神主さん達が飼ってるんでしょうかね?
私ン家の「じじ」に似た黒猫と娘さくらの飼ってる「トロ」にそっくりな
2匹もいて、黒猫に「あんた、家のじじに似てるね。」と声を掛けると
「みゃ~」と答えてくれました。「でも、あんたの方が、デブだね。」
やっぱり「みゃ~」でした、何て可愛い
帰りは違う道で下りました。
昭和56年と明記された献灯が、ずらり並んだ細い参道を降りると、
そこから暫く歩くと橿原町に出、飛鳥川に架かる蘇武橋を渡ると
そこが歴史の町・今井町です。
渡った先のこの木は、樹齢420年・高さ15㍍の景観重要樹木の
「エノキ」です。
ここから重要伝統的建造物群保存地区となり、江戸時代なのだ
今井町は、この称念寺の境内地として発達した寺内町で、360年
前に建てられた今西家。
くぐり戸を入ると、
保存の為にすべて有料で、400円払うと解説がつきます。
これが正面。ここは武家で、御家老様の住居兼裁きの場なのです。
白状しない者ははしごの上の窓のない部屋に入れられ、左が男、
右が女で、閉じ込められて燻されるのです。そして白状した者は、
別の檻に入れられたそうですが、その檻は、地震で倒壊。
燻すため、御家老達の住まいと遮断するするために雨戸が造られ
閉めると自動ロックになると言う。凄い知恵ですね。
これが雨戸で長年の燻した煙で色彩の抜けた絵が見えます。
そして高い天井の梁。
解りますかね?奥の2本が360年前のままで、手前のが50年前に
修復された梁ですが、新しい方が既にひび割れているのです。
昔の材木は川を使って運ばれてるので水に漬かって身が締まり、
尚かつ、燻されたことにより、ますます頑強になったのですね。
そして、普通は太い柱があってその上に直角に梁を張るのですが、
ここにその太い柱は無いのです!
世界各国から建築家が見学に来られるらしく、「この家を見ずして、
建築を語る無かれ
ですよ。」って、超美人の解説者が誇らしげに
仰ってました。
時代を感ずる街並み。
で、ここを世界遺産に登録しようと動いているらしく、商売をされる
方も店の作りにこだわりがあって、とても面白い。いくつか紹介。
まず、これは喫茶店。
そして生け花教室。
これは理髪店。
そして何と歯医者さんまで。
町の皆さん一生懸命です、世界遺産に登録されると良いですね。
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